スマートフォンの購入のタイミングを逃した管理部Sです。
巷では、クリスマスムード一色ですが、
今年、私がはまりにはまった乱歩のお話を・・・
乱歩にはまったきっかけは、
若松考二監督の映画「キャタピラー」に興味をもった事から始まる。
映画のあらすじは、戦争から夫が帰還したが、
顔面が焼けただれ、四肢を失った姿だった。
手足を失った夫と妻の物語・・・なのだが・・・
この映画の読者レビューで乱歩の「芋虫」と言う作品に
似ているという話題があり、乱歩作品に興味をもち始めた。
それまで、私の中での江戸川乱歩といえば、
小学生の時に読んだ少年探偵団シリーズのイメージが
強かったが、新潮文庫から出てている「江戸川乱歩傑作選」を
読んで衝撃を受けた。
収録作品
二銭銅貨
二癈人
D坂の殺人事件
心理試験
赤い部屋
屋根裏の散歩者
人間椅子
鏡地獄
芋虫
どの作品も衝撃を受ける内容だが、
個人的に「赤い部屋」「人間椅子」「鏡地獄」「芋虫」
が猟奇的で官能的で刺激が強い内容になっています。
乱歩作品には現代にも通じる社会の闇が色々出てきます。
もし気になったら乱歩作品を読んでみてはいかがでしょうか。
江戸川乱歩作品を読むときは、是非、人間椅子を聴きながら・・・